冬、そういえば 電話の声を聴いたのは初めてで(參)
そういえば 電話の声を聴いたのは初めてで
なんか耳がいつまでもくすぐったいような…… (竹本裕太)
(ハチミツとクローバー第1巻chapter6) ー大学2年19才 同窓会の翌朝 僕♠︎は6時前に目が覚めた……みんなはまだ眠ってる……
(散歩でも行こうかな) 外に出ると……寒い。天気は良かったから尚更、でも清々しい。
金沢駅に向かって……駅前から浅野川へ……橋からしばし川を眺める。
(ハァ……なんだか逆に落ち込んだような……1人じゃなくて誰か誘えば良かった……戻ろ) 旅館に戻ると、まだ眠っている子もいたけど……千葉県まで戻らないといけないから、
♠︎「H野さん ♦︎ お疲れ様、お元気でまた、お先に帰ります」 ♦︎ 「早いなー、あっ待って……はい」 ♠︎(……Hさん ❤︎ の連絡先……どうしよ……貰って良いの? ……貰ったら連絡しないといけない?……)
「……ありがと……じゃあね」 後日談 (うーん連絡先貰ったけど……話したいけど……何話す?…… っていうか電話して何コイツとか思われる?……) たっぷり数日悩んだ後、なけなしの勇気を振り絞って、Hさん ❤︎ に電話した。 ♠︎「あのー、こんばんはー」 ❤︎ 「あ、こんばんはぁ」 ♠︎「(同窓会のプチ報告)……ところで東京で誰かと会ったりした?」 ❤︎ 「えーと○○さん○○くんとか会ったかな」 ♠︎「………この前会えなかったし……今度会いませんか?」 ❤︎ 「えーなんでー?」 ♠︎「あ~~何でも無いです、おやすみなさい……」 《この後たっぷり落ち込む……ハァ……あっホントに『後日談というか今回のオチ』……》
《ドラマ『逃げ恥』観てて、平匡さん、共感》
《僕の片想いは続く……》